進撃 ティアドロップ

□兵長同伴初ディナー
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ハルさん達の会議が終わるのを、兵長の執務室で待つ。


1人で待つ時程長いものはない。


「おい、エレン居るか?」


「は、はい」


扉の向こうから兵長の声がした。


「お前なんで兵服のままなんだよ。

外に飲みに行くのに目立ちてェのか?」


兵長が部屋に入って来た。


俺の姿を見ると、眉間にシワを寄せる。


「え?

あ、着替えて来ます」


「さっさとしろ。

ルゥも着替えてる」


「はい!」


ハルさんの私服初めて見る...!


期待に胸を膨らませ、着替えをしに戻る。


「きっと私服も可愛いんだろうな...」


兵長を待たせる訳にもいかず、急いで着替えを済ませて兵長の部屋に戻る。


「お待たせしました!」


ノックを忘れて扉を開ける。


「ノックぐらいしろ、バカ」


「す、すいません!」


目の前には着替え中だったのか、兵長が上半身裸だった。


鍛えられ、引き締まった身体。


これが他の女性を魅了するんだな、と思う。


「マジマジ見てんな、変態」


「あれ?

エレン部屋の外でどうしたの?」


「ハルさん!」


後ろから声を掛けられた。


「エレン、リヴァイ着替え中だから扉閉めてあげて」


と、笑う。


「はい...」


ハルさんと部屋に入り、扉を閉める。


ハルさんの私服は淡い水色のワンピース。


普段結んでいる髪は下ろされている。


可愛い...。
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