進撃 ティアドロップ

□好きです。
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「ごめんごめん。

あ、そうだリヴァイ。

今夜暇?」


ハルさん!?


なんで兵長の予定を聞くんですか...!


「あ?なんだ、急に」


「空いてるならどこか飲みに行こうかと思って」


「てめェとか?」


「そう。

あ、エレンも来る?

歓迎会参加出来なかったし、そのお詫びに」


「行きます!」


「なんで俺が酒の席でまでエレンと居なきゃならねェんだ」


「監視、するんでしょ?

ね、良いじゃない」


「.....仕方ねェから行ってやる。

その代わりルゥが奢れよ」


「ありがとう、リヴァイ。

エレンもそれで良いかな?」


「は、はい!

あの、俺は自分で払いますけど...」


「良いの良いの、気にしないで」


この時俺は、年齢的に酒が飲めないと伝えるのを忘れてしまっていた。


リヴァイ兵長同伴とはいえハルさんと出掛けられるのが嬉し過ぎて、舞い上がってた。


「じゃあ今夜9時に執務室行くね」


「おい待て。

まさかとは思うが、22時から会議あんの忘れてねェよな」


「え?」


キョトン、とハルさんが首を傾げる。


可愛い...。


「あ!

忘れてた...」


「ったく...」


はぁ...と兵長が溜め息を吐く。


「...会議が終わったらで良いか?ルゥ」


「うん、私はそれでも」


「なら決まりだ。

俺達の会議が終わり次第飲みに行く。

エレンはここで待機してろ」


「はい」


出掛けること自体がなくならなくて良かった...。
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