進撃 ティアドロップ

□ジュエル
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「もう、エレンにまでそんなこと言わなくて良いじゃない.....」


顔を赤くし、涙目になっているハルさん。


「事実を言って何が悪い。

他の奴らも知ってんだろ」


「...リヴァイしか知りません.....」


もう顔合わせられない、と手で顔を覆った。


「エルヴィンやミケもか?」


驚いたように目を開く兵長。


「知らないよ...ていうか一緒に出掛けることなんて滅多にないよ」


「そうか、悪いな」


「もう無理.....」


部屋の隅に移動し、うずくまるハルさん。


「そ、そんなに落ち込まないでくださいよ。

俺気にしませんから」


「だって、先輩としての威厳が.....」


泣き出してしまった。


ど、どうしよう。


なんて励ませば...!?


助けを求めて兵長を見るけど、兵長は知らん顔をしてる。


なんで平気な顔をしてられるんだ、ハルさん泣いてんのに!


「ほんとに気にしてませんから!

だってハルさん昨日もうシてるじゃないですか!」


「エレン〜.....」


「あ.....す、すいません!」


励ますつもりが逆効果になってた。


兵長の前で暴露しちまったよ!


「アホか、自分でバラしてどうする」


呆れた顔で溜め息を吐く兵長。


ごもっともです...。


「もう泣かないでくださいよ、ね?」


泣いた顔も可愛いけど...!!
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