進撃 ティアドロップ

□ジュエル
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「意外と食べるんですね」


「そう?

いつもこのくらいは食べるよ」


コーヒーを飲みながら話す。


コーヒーも飲むんだな...。


いつも紅茶に砂糖多めだから甘党なのかと思ってた。


「ここ出たらエレンの部屋行っても良い?」


「良いですけど...なんもありませんよ、俺の部屋。

地下室なんで...」


ただ寝るだけの場所だ。


「良いよ、行ってみたいの」


「分かりました」


会計を済ませ、地下室に向かう。


ここのお金もハルさんが出してくれた。


なんか情けねぇ。


「着きました」


扉を開け、ハルさんを招き入れる。


「お邪魔しまーす」


「ほんと、なんもないですけど...」


ベッドに座って貰う。


「行きたいって言ったの私だし気にしなくて良いよ。

もしエレンが良くて、リヴァイ達の許可も取れたら私の部屋に住む?」


「え、良いんですか!」


1つ屋根の下!


「もちろん許可が降りたら、なんだけどね」


「喜んで!」


「良かった。

じゃあ上には話を通しておくね。

また決まったら言うから」


「はい!」


ハルさんと一緒に生活出来る可能性が出来るなんて...!


思ってもみなかった。


「今日はありがとうね、楽しかった。

じゃあおやすみ」


「あ...」


ハルさんが帰っちまう...!


「あの!」


「ん?」


「今日も...もし良ければ泊めてくれませんか?」
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