進撃 ティアドロップ

□好きです。
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「随分と遅かったじゃねェか」


「そう?

ってリヴァイ

もう書類終わったの?

早くない?」


リヴァイ兵長の机を見て驚くハルさん。


「てめェらが遅過ぎなんだ。

なんで図書館ごときにそんな時間がかかる」


「図書館ついでにエレンを案内してて」


「兵舎をか?

なんで今更」


「だって、リヴァイの部屋ぐらいしか知らないって言ってたからそれじゃ今後困ると思って」


「...まぁ、良い。

ルゥ、茶ァ淹れろ」


「分かった」


ハルさんとリヴァイ兵長ってどんな関係なんだ?


ハルさんが他の幹部の人と話してるところ見たことないから何も言えねェけど...もしかしてリヴァイ兵長にだけこの態度なんじゃ...?


それにあの兵長が、あだ名で呼んでるなんて...。


「エレン、ずっとこっちを見んな、悪寒がする」


「す、すいません」


兵長とハルさんがどんな関係だろうと知るか。


俺は俺のやり方であなたに振り向いて貰うんだ...!


「はい、お待たせ」


コト...と兵長の前に紅茶を置いたハルさん。


そのまま俺にも紅茶を出してくれる。


俺の向かいに座り、さっき図書館で借りて来た本を読み始めた。


「おい、ここで本を読むな。

居座るな。

書類が終わるまでだろ?

なら俺はもう書類を終えてるぞ」


兵長!


そんな早くどっか行けみたく言わなくても...!


俺はまだハルさんと一緒に居たいのに...!
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