進撃 ティアドロップ

□好きです。
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「そっか、じゃあ私が見たいものを見させて貰うね」


「はい!」


キラキラとした目で本を眺めているハルさん。


クソ.....可愛過ぎるだろ。


「あった...!

んーっ.....」


上を見上げ、爪先立ちになって本に手を伸ばすハルさん。


本当に可愛らしい。


見ていて本当に飽きない。


「エレンー、取って?」


「あ、俺で良ければ」


ハルさんの目当ての本に手を伸ばす。


「はい、これですか?」


「ありがとう!」


本を受け取ると、嬉しそうに胸に抱いた。


可愛いな...。


この人と居ると本当に可愛い以外の言葉が出て来ない。


「エレンは優しいね」


ヨシヨシ、と髪を撫でられる。


優しい手つきと、温もりが心地良い。


「じゃあ次に行こっか」


「はい!」


それから兵舎を案内して貰った。


食堂、風呂場、それから幹部棟。


「リヴァイの執務室の隣が私の執務室。

暇な時遊びにおいで?

あんまり構ってあげられないかもだけど...」


「行きます!」


まさかこんなに近くに居たとは思わなかった。


「じゃあリヴァイの執務室に戻ろっか」


「はい」


当然だけど、ハルさんの私室は教えて貰えなかった。


少し残念に思ったけど、色々と収穫があっただけマシだ。


コンコンコン。


「リヴァイ、入るよ」


「あぁ」


部屋に入ると、ハルさんはソファーに腰を下ろした。


俺はハルさんの向かいに座る。


本当は隣に座りたかったけど。
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