くりあすかいあっぷ(2部)

□なんでどうして
1ページ/4ページ

「いっっったぁあ!?」
「う…いたいのはぼくのほうだ!」
「??ああ!君たち大丈夫かい?」
「「ん?」」
互いに顔を見合わせて目を見開く
言いたいことはたくさんあるが、1つだけ言わせてほしい
「ちいさくなってない、トム?」
「それはきみもだろう、サク。」

整理するとここはロンドン町外れにある小さな協会で、その前に血だらけで倒れていた私たちを神父さまが助けてくれたらしい
ちなみに服は古く破けぼろぼろになったサイズの合わないローブを着ていた為、捨てたらしい…制服ですねそれは
「いやはや、三日三晩程目を覚まさなかったんだよ…それを2人同時に目覚めるんだから驚いたな。」
今私たちは神父様と食事をとっている
神父様は病み上がりだからと態々新鮮な野菜や柔らかい果物を用意してくれた
一目でわかる、とってもいい人だ
昨日は言いたいことがありすぎて2人して慌ててたら熱を出したから神父様は落ちついてから2人で話しなさいと日当たりの良い部屋を用意してくれた
広くて、真ん中に机、柔らかいベッドは少し離して2つ。トムの方には車のおもちゃ、私の方にはうさぎのぬいぐるみがおいてあった
…いい人だなぁほんと
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ