book ー偽りなき涙

□能力解説の巻ー2
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バサッ!
「…………………」




グイッ!
『…………………』






ローは上着を脱ぎ、ローズはツナギの袖を捲る。




そしてお互いに肘をテーブルにつけ、手を絡ませると、






『レディ、ゴーッ!! っく、』



「…………っ」







「「((腕相撲、だとっ!!?))」」






「しかもなんでアイツ船長と張り合ってんだよ!」


「あんな細ぇ腕のどこにそんな力が!?」











勝負は接戦を極めた。




だがついに、




「ッチ、しかたねぇ。ニヤリ」

ガブッ!!





『!? 痛ったぁーーっ!』


「っ、」


ダンッ!



首を噛まれた事に驚いたローズが一瞬の隙を突かれ、決着がつく。





『あ、あぁー今のナシィーーっ!』


「ハッ、甘ぇな。戦いじゃ待ったはねぇんだ、負けを認めろ。」



『テメェ、格好良く言ってっけど汚ぇ手使ったダロ!? 』


「それで気を抜いたお前の落ち度だ。」




『カッチーーン! よぉーしわかった、取り合えず表出ろや。』







「「まてまてまてぇーーっ!」」
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