book ー偽りなき涙

□人騒がせな
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『ギャアァーーーーッ! 絞めないでぇーーっ!!』



ドフラミンゴとの戦後、ローズはローの治療を受けていた。






「ハァ、まだ叫んでるよ。」

「しょうがねぇ。アイツが悪いんだからよ、ペンギン。」


「大丈夫かなぁ、オレ、心配。」




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数分前



ゴゴゴゴゴオォォ!

「………………で、」


ビクゥッ
『ヒィッ!』



「その場で戦闘になった、………と。」


『アハ、アハハァーー………。でもしょうがな「あぁ?」スミマセンほんと何でもないですアタシが全て悪いっス。』



「………今度からは島に行くときは必ず俺と行動しろ。 いいな?」


『えぇーー、もうしませんって「何か文句でも?」意義なーーし。』



「………分かればいい。 さて、始めるか。」


『へ、 何を、デスカ?』


「俺は医者だぞ、患者はほっとけねぇさ……… ククッ」





『ちょ、ペンギン、シャチ、ベポォーーっ、船長止めて誰でもいいから、ギャアァーーーーッ』



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口では迷惑そうに言っていたけど、本当は心配してくれているってことがわかったから、アタシはなにも言えなかった。



そして、もう心配かけないようにしないとなぁ、とも思った。




『(今まで一人だったから、心配されるって久し振りかも) フフッ。』



何だか心が暖かくなるようなくすぐったい気持ちを胸に、その日は大人しく部屋で寝ることにした。
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