book ー偽りなき涙
□人騒がせな
1ページ/2ページ
『ギャアァーーーーッ! 絞めないでぇーーっ!!』
ドフラミンゴとの戦後、ローズはローの治療を受けていた。
「ハァ、まだ叫んでるよ。」
「しょうがねぇ。アイツが悪いんだからよ、ペンギン。」
「大丈夫かなぁ、オレ、心配。」
ーーーーーーーーーーー
数分前
ゴゴゴゴゴオォォ!
「………………で、」
ビクゥッ
『ヒィッ!』
「その場で戦闘になった、………と。」
『アハ、アハハァーー………。でもしょうがな「あぁ?」スミマセンほんと何でもないですアタシが全て悪いっス。』
「………今度からは島に行くときは必ず俺と行動しろ。 いいな?」
『えぇーー、もうしませんって「何か文句でも?」意義なーーし。』
「………分かればいい。 さて、始めるか。」
『へ、 何を、デスカ?』
「俺は医者だぞ、患者はほっとけねぇさ……… ククッ」
『ちょ、ペンギン、シャチ、ベポォーーっ、船長止めて誰でもいいから、ギャアァーーーーッ』
ーーーーーーーーーーーーーーー
口では迷惑そうに言っていたけど、本当は心配してくれているってことがわかったから、アタシはなにも言えなかった。
そして、もう心配かけないようにしないとなぁ、とも思った。
『(今まで一人だったから、心配されるって久し振りかも) フフッ。』
何だか心が暖かくなるようなくすぐったい気持ちを胸に、その日は大人しく部屋で寝ることにした。