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□I love you just as you are
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チェヨンside




ジョンヨン「っチェヨ. ..」



「オンニっ、、、もっ、無理....っ」








一度だけ、


酔ったジョンヨンオンニが私を犯しかけたことがあった。








ジョンヨン「ねぇ、チェヨン、」


「うっ、、ぁっ..」


ジョンヨン「ねぇ、気持ちい?よね?」






やだ




「っおんに、、」




やめて





こんなジョンヨンオンニ...




無意識に握る手に爪を立てた。




ジョンヨン「いっ...」




少し顔を歪めたオンニが動きを止めてハッとする。





ジョンヨン「チェヨン....?」





我にかえったオンニが、泣きながら息をするのも精一杯の私を見つめるのが歪んだ視界に映る。




ジョンヨン「私.....いま、何して..」




.
.
.




ジョンヨンオンニは私の初めての恋人だ。




キスにもセックスにも慣れてない私のためにジョンヨンオンニはいつも丁寧すぎるくらいに丁寧だった。






すごく





すごく幸せなんだけど、



なんだろう。






私の脳裏にはいつも、あの時の豹変したジョンヨンオンニの目が浮かんでいた。




なにも考えずに私だけを求める目。
自分の欲望のままに生きてる感じ。



あの時の、あの時のジョンヨンオンニがもう一度見たい。






ジョンヨン「チェヨンア〜」




ガチャっとドアの開く音と同時に私の名前を呼ぶ声が聞こえる。




「はぁい」



返事をしながら、わざと隣に座るサナオンニの肩にもたれる。




リビングに入ってきたジョンヨンオンニがその姿を見てピタッと止まるのが横目に見えた。




だけどそれもほんの一瞬で、すぐにいつものジョンヨンオンニに戻る。




ジョンヨン「このお店なんだけどさ、今度一緒に行かない?」




スマホの画面を見せながら隣に座る。



他のメンバーとくっついたくらいで嫉妬丸出しで怒るオンニじゃないってことは分かってる。



「良いね、美味しそう」



だから今日は攻める。



返事をしながらサナオンニに腕を絡めて手を握る。



ジョンヨンオンニの目線はすぐにそれを捉えるように動く。



見てる。


そう思ったタイミングで指を絡ませた。



サナ「チェヨナどしたん?なんかやけにくっついてくるなぁ」




ジョンヨンオンニをチラッと見ると、視線をそらしてスマホをいじりだした。



横顔が少しムッとしているように見える。





あっ、やりすぎた...?




一瞬握る手を離そうかと躊躇したけど、その時にまた浮かぶのはあの時のジョンヨンオンニ。





あぁ、まだダメだ足りない。




「サナオンニのこと好きだからだよ」




ジョンヨンオンニに聞こえるか聞こえないかの声で小さく囁く。




サナオンニは私のことをチラッと見てからかうように笑う。



サナ「ははっなんなんそれ、ほんまに襲うで?」


「良いよ、サナオンニになら」


サナ「もーほんまに何言うてるん!そういうのはジョンヨンに「ぅわっ..!」



突然後ろから腕を掴まれて声を出した私に、サナオンニの言葉はかき消された。



ジョンヨン「チェヨンア、ちょっと」



無理やりサナオンニと引き剥がされると腕を強く引かれたまま部屋に連れて行かれる。






バタンッ




乱暴に閉められたドアにビクッとする。




半分押すような形で部屋に入れられると、よろついた体をさらに強くドンっと押され、後ろにあるベッドにそのままドサっと尻餅をついた。




「ちょっと、オンニ...」



ジョンヨン「なに?言いたい事でもあるの?」



ガット肩を掴まれてそのまま馬乗りになってきたオンニに押し倒される。




あ。




これ。




ジョンヨン「チェヨン、いくらなんでもふざけないでよ」




きた。






この目だ。







ベッドに掛けてあったタオルを取ると両手を掴んで上で結ばれる。





ジョンヨン「サナが良いって?」




「ぁっ、待って、おんにっ」




乱暴に服が捲し上げられてオンニが胸に吸い付いてくる。



「んんっ、、、ぁっ..」



ジョンヨンオンニに片手1つで押さえつけられた腕は動こうとも満足に動かせなくてもどかしい。



「、んはぁっ、、、」



ジョンヨン「私のやり方じゃ満足出来ないってわけ?」




オンニが耳元で囁く。



ペロッと舌を出したオンニは私の唇を舐めた後キスせずに腕、脇、鎖骨、お腹とゆっくり舌を這わせていく。



「んぁああ...あぁ、、っ!」



ジョンヨン「こんなに感じてるくせに」




足の間に手を入れたオンニがガッと膝を持ち上げてそこに触れる。




「、んやぁっ...ぁっ」


ジョンヨン「あれ?チェヨンアいつもより濡れすぎじゃない?」



触れられただけでビクッと反応する体にジョンヨンオンニの指が入ってくる。



「んんんっ、、、っぁう..」


ジョンヨン「...っいつもより凄い締まってんだけど、なに、チェヨンアMなの?」



「んぁっ、おんっに、、そこっ...」



ジョンヨン「ねぇ」




「ぅっ、ん、ぁあ..やだっ...っ!」




ジョンヨン「な....」





イク、と思った途端オンニの動きがピタッと止まる。




ジョンヨン「っ!私また...」


オンニの目には現実が映っている。





パッと少し体離したオンニが指を抜こうとする。




「やっ..おんにっ!....やめ、ないでよ...」



ジョンヨン「っえ...」



「そのオンニを、、あの時のオンニをずっと待ってたの...手荒いやり方でごめんなさい...」



ジョンヨン「チェヨンア....チェヨンア、あのね...」



縛っていた手をゆっくり解くジョンヨンオンニ。



ジョンヨン「...あの時ね、これ以上ないくらい、頭に血がのぼるくらい興奮したの」



ジョンヨン「でも、それが怖くて、チェヨンに無理させたんじゃないかって、無意識にずっと抑えてた」



「オンニ、、」



ジョンヨンオンニの唇が触れる。
今日初めてのキス。




「っはぁ...オンニ、したいコトとしてほしいコト、同じじゃん」



申し訳なさそうな顔をするオンニの頬をギュッと掴む。




ジョンヨン「っ、チェヨンアあんたいつからそんなエロくなったの...」


「オンニのせいだよ」


ジョンヨン「だと嬉しいけど」




オンニの目が体を見つめる。



ジョンヨン「じゃあ、、遠慮しないけどいいの?」


「...オンニの好きにして」




また目の色が変わるオンニ。




そう。







この目。







好き。




ジョンヨン「ほんとに荒くされんの好きなんだ」







あぁ






幸せだ。





end.



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