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□We don’t talk anymore
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ジョンヨンside
その子と出会ったのはクラブだった。
「何飲んでるの?」
小さい後ろ姿。
少し酔ってた私は暇つぶしにでもなればとその子に声をかけた。
チェヨン「んー?飲む?」
私の声反応して振り向いた彼女に思わず声が出る。
「わ、可愛い」
キリッとつり上がった目には黒くて大きい瞳が。目が合うと思わずドキッとしてしまう。
ゆるくパーマのかかった長い髪をかけあげる仕草が綺麗。
無意識にゴクゴクと飲むペースは速くなっていき、お互いのことを話しながら距離を詰めていく。
チェヨン「明日は何してるの?暇?」
「一応こう見えてモデルの仕事してて。明日は撮影が」
チェヨン「モデル!?」
私の返事に大きい目をさらに開きながらピンっと背筋を伸ばすチェヨン。
「まだ卵だよ」
チェヨン「凄いじゃん〜綺麗だもん似合ってる」
そう言いながら手を握ってくる。
握られた手に一瞬動揺したが、ぎごちなく握り返すと自然と絡まる指。
私たちがくっつくのに時間なんて必要じゃなかった。
お互いがお互いに夢中だったと思う。
『雑誌見たよ、本当に綺麗』『コンビニはしごしてやっと買えた』『あの時の写真がすごく良い』
私が少しでも雑誌に載ると必ずメッセージを送ってきてすごく褒めてくれる。
そういってくれるのが嬉しくて、その言葉のおかげで私は頑張れていた。