serial story
□04.
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なんとか仕事を終わらせた私の足は、自然とそこへ向かっていた。
・・・
真選組屯所前…
「入っちゃってもいいのかなぁ…」
「ニロ美、何してんだ?」
ちょうどいいところに土方さんが帰ってきてくれた!
「あの、退くんの事なんですが…」
「ああ、山崎か…」
苦い表情の土方さん。
「昨日病院に運ばれた。今は入院してる…」
「え…?」
目の前で起こってる事が現実なのか、判断できない。
…うそでしょ?
退くんは優秀な監察じゃなかったの…?
「落ちつけ。死んだわけじゃねーんだ。」
「………。」
土方さんは、ハァ…と、ため息をつく。
「頭打って、ちょっと切っただけだ。」
「……え?」
ジェスチャー入りで分かりやすく説明された。
なんだ…
私、もっとすごいの想像してた。退くんは割と元気なのかもしれない。
とりあえず土方さんに病院の場所だけ聞いて別れた。
行ってみようかな…
でも…うーん…