short story

□保健室
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むいちゃんとの約束の品!!保健室夢。
お相手は、少しだけSな山崎先生です。
初めての先生ネタなので、残念な事になっているかと思いますが…
よろしければ見てやって下さい。





一年生の頃からの体育の先生。体育の授業でしか関わりのない先生。
彼女がいないと噂の、地味に…本当に地味に、人気がある…のかもしれない先生。

私は、そんな先生の事…



今日は私が体育の当番。
朝のホームルームが終わると、体育館内にある体育教官室に“今日の授業内容”を聞きに向かった。


山崎先生と話すチャンス。
一言で終わっちゃうかもしれないけど、少しはお話できるかもしれない。
それを考えると嬉しくもあるけど緊張もした。

…体育教官室のドアの前。呼吸を整える。一応鏡を見て顔をチェックする。
我ながら代わり映えがしない顔だけど、異常もなかった。よし…とするか…

勇気を出してドアをノックする。


コンコン…


「はーい。」

山崎先生の、のんびりとした声が聞こえた。


先生がそこにいるのは当たり前の事なのに、私の心臓は驚いて飛び上がる。


………。

キャー!!緊張するー!!
そんな風に心が叫んでいるのは全く表に出さないよう、本来の目的を果たさなければいけない。


「失礼します。今日の…」

「おはようございます。」

あんぱんを食べていた先生がにっこりしながら言う。


「あ、おはようございます…。」

朝の挨拶もしようね。みたいな意味が込められていた事に薄っすら気付く。


「今日の授業内容を聞きに来ました。」


先生は、私が用件を言い終わるまでじっと見ていて、OK。とでも言うように微笑んだ。

「…はい。今日の体育は…うーん…。」


「………。」


「…ミントンにしようか。」

「はい。」



まるで思いついたかのように先生は言うけど、3か月ぐらいずっとミントンだ。



生徒達の「えーっ?また今日もミントン!?」という言葉も、正直聞き飽きてきた頃だった。
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