short story
□コンタクト
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君を公園に呼び出した僕は…
皆が知っている今までの僕なんかじゃない。
僕はもう、あんなイジられメガネは外したんだ。
そう、僕はコンタクトにした。
ミントちゃん…
今日こそ、君に伝えたい言葉があるんだ。
「ぱっつぁ〜ん!おまたせ〜!」
「ミントちゃん、僕も今来たところだよ。」
近くまで走って来たミントちゃんが
「どうしたの?」と、首を傾げた。
来た…!
今からきっと、僕の変化について触れられるんだ。
緊張に耐えながら、ミントちゃんの次の反応を待つ。
「メガネ割れちゃったの?」
それがミントちゃんの感想なのか…?
「「ギャハハハハハ!!!」」
公園の垣根の陰から見ていたのだろう。
銀さんと神楽ちゃんが、指をさして大爆笑しながら立ち上がった。
ダダダダダ…
僕は走り出した。
「ぱっつぁん!?」
ミントちゃんが追いかけてくる。