serial story
□07.
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ニロ美ちゃんとミントンする約束をしていたので、少しだけ涼しくなった今日、普段よく使っているコートに来ている。
やっとニロ美ちゃんと念願の初ミントンできるぞ!
今日のニロ美ちゃんの格好は、深めに開いた襟付きのVネックのTシャツに、下は短パン。
白い太ももが眩しいぜ!
「山崎先生!!」
「え〜っ!?」
「今日はよろしくお願いします!!」
そんな本格的にやる気なの!?
「…そんなに硬くならなくていいよ?」
「ハイッ!!」
だめだ…
「あ…じゃあ、まずは適当に準備運動から…」
「……ハイッ!!」
「あ、“アキレス腱”はちゃんと伸ばしといた方がいいよ…って
それ、ラジオ体操だよね!!?」
「アレ…?先生がラジオ体操って言うから…」
えええええ!!?
「言ってねーんだけどォ!!?一文字しか合ってないから!!つーかまだ先生!?」
「アレ…?そっか…」
・・・
「打ち合いしてみる?」
「えええ!?…うん!!」
ニロ美ちゃんは緊張しているようだ。
「大丈夫だよ。手加減するから。」
「…優しくしてね。」
泣きそうな顔でそんな事言われると、また変な妄想のスイッチが入りそうだ…