serial story
□02.
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あれから結局、毎日のようにこの公園に通う俺。
これ多分副長にバレたら、殺されると思う。
ニロ美ちゃんの話を聞いてみると、どうやら家にいるのが苦痛らしい。
だからこの公園で時間をつぶしてるんだとか。
気持ちは分からない事もないが、危ないし、ニロ美ちゃんの為には良くはないだろうな。
家族は心配しないのか…?
あんまり深く首突っ込んでもなー。…嫌われたくないし…
まあ、俺がいる限りは大丈夫だろう。
いや…俺が来ない時はどうなんだ?
この辺り変質者も出るだろうし…
変質者とまではいかなくとも、不純な輩が…
ニロ美ちゃんにあんな事や、こんな事や…
ああああああああ
危険だ…絶対危険だ!この公園!
このままじゃニロ美ちゃんの身が心配だ…
『俺が来ないときは、早めに帰った方がいいよ。』
え、おかしくね?これじゃまるで俺が彼氏ヅラして調子乗ってるみたいだよね。
言えるかーっ!!
仕方ない…
もうすぐニロ美ちゃん来るだろうし…
ニロ美ちゃんの警備は、またあとでこの公園に住んでる長谷川さんにでも頼んでおくか。