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□ポッキー…?
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私の恋人は意地悪だ


ステージ上でも楽屋でも変わらず
私をいじってくる


MCでは助かることも多いけど
楽屋ではただただ反応に困る



今だって…


木下「おいブス」


なんて呼びかけてきて


手にはポッキーを持っている


もう既に嫌な予感しかしない…



三田「なんですか百花さん…」


木下「これ最後の1本なんやけど…」


なんてドヤ顔で言ってる


いやなんでドヤ顔やねん。


三田「へー…」


木下「へー…ってなんやねんノリ悪いな」


そんなこと言いながら
百花さんはポッキーを咥える

木下「ほっひーへーむひよや(ポッキーゲームしよや)」




いやなんて?

なんて言った!?全然聞き取れれへんねんけど…


まぁ状況から察するに‘ポッキーゲーム’だろうな


三田「嫌ですよ…まわりに皆おるし」



百花さんがおる方とは違う方向を見ると
彩さんとゆーりちゃんがニヤニヤしながらこっちを見ていた


おいさやゆーり助けろや


そんな事考えてるうちに右手首を掴まれて床に押し倒される


三田「痛っ……」


口を開けた瞬間に口内に柔らかいモノが入ってくる。


三田「んんっ、、!?」


ポッキーは!?


明らかにポッキーじゃないそれは私の口の中で暴れ回った後に百花さんの方に戻っていく



三田「っ…ポッキーゲームって言うたやないですか!!」


木下「そんなこと言うたっけ?」



睨みつけても怯まずにケロッとしている


三田「ほんまなんなんこの人……///」



なんて呟くと


木下「お前の彼氏やけど」


なんて言って抱きしめてくる



三田「…彼氏なら彼氏らしいことしてくださいよ」

木下「任せとけ、帰ったらたっぷり愛したるわ」


木下「その代わり寝れると思うなよ麻央」



はぁ、ほんまにズルい。

そんなこと言われたら期待しますよ…?


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