砂のお城

□色めかしく
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今日は大変楽しかった。

勿論、仕事はとてつもなく大変でゲシュタルト崩壊をおこしたけれどロビンちゃんと買い物にも行けた。
以外といい日だった。

あとやっていないことは無いだろうか…
お仕事は…今日はもう良いって言われたし…
夕食は準備できたら呼ぶね!ってコックさんに言われたし…
あ、そうだ!お風呂入ってないわ

よし、入ろう!

なんだかんだ言って結構広めの部屋をくれた事には感謝している。
お風呂も(ジャグジーと言うのだろうか?)中々の大きさだ

シャワーを浴びているとシャンプー、リンス、ボディーソープなどまで用意されているのに気づいた。

意外と好待遇なので驚いたがこれもクロコダイルがやってくれたのかな?と思うとぷっと笑みが溢れてしまう。
意外と可愛いじゃないか

と思いながらニヤニヤとお風呂に入って気持ちよくなったのでさっぱりしてお風呂をでるとタイミングを見計らったかのようにコンコンと控えめなノックの音の後に

「モニカ様、ご夕食の準備が整ったのでそろそろ…」

と可愛らしい声が聞こえた
あいよーと素っ気ない様な返事をしてシャツにジーンズとラフめなもので行った。まだ髪は殆ど乾いていないが肩にタオルを巻いたのでまあいいだろう

食堂(と言えばいいのだろう)に行くと皆、正装で驚いた
まあ私は殆ど関係無さそうなので端っこの方で座っていた
仕事の関係者らしき人もいる。
ここでは英雄の名に相応しい顔つきでその人と話していた。

ぱくぱくぱくと沢山のものを、行儀良く食べていった

すると突然名前を呼ばれた

「モニカ、こっちに来い」

有無を言わさぬ様な口調と目線で語りかけてきた

だが生憎私はもぐもぐと食べている途中だ。
ちょっと待ってとハンドサインを出して飲み込んだ

そしてクロコダイルのところへ行くとタオルを取られた

「ちょ、何するんすか」

「見苦しい。髪が濡れているだけでも見苦しいのにタオル迄となると見ていられない」

まあ返す言葉が見つからないのですけどね!
何も客人の前でやること無いじゃないっすか!
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