星の煌めき

□ねえ、
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ねえ、答えて

ねえ、なんで起きあがんないのよ
折角私が珍しく起こしてやってんのよ?

ばか野郎。

この前まで鬱陶しいくらい引っ付いてきたじゃない

今起き上がってくれるなら何でも聞いてあげるわよ
どんな変態チックなお願いでも喜んで聞いてあげる

あーあ、折角のリーゼントも崩れてるじゃない
私この長い髪結んでた方が似合ってると思うわ

ねえ、そんなこと言ったらあなたって怒っちゃうのかしら?

ねえ、なんでこんなに冷たいのよ
この前頭撫でてくれたときは髪が崩れるって怒ったけど、貴方の手好きよ

暖かくて、大きくて、男らしくて、でも私に触るときには優しくて

とても好きなの

貴方の手だけじゃないわ
全て好き

でも冷たくなった貴方は嫌よ

なんにも答えてくれないじゃない
つまんないわよ

さっきね、マルコが貴方を見に来たわ

でもすぐ出てっちゃったの
今頃泣いてるんじゃないかしら
なんだかんだ言って仲よかったものね

ちょっと嫉妬しちゃうわ

嗚呼、私ってなんて未練がましい女でしょうね

今頃になって貴方を褒めてあげなかったのを悔いてるのよ?
笑えてきちゃうわ

この前悪魔の実見つけたーって喜んでたのも褒めてあげれば良かった

ああ、悔しい。

もう、貴方なんか嫌いよ

もう貴方以外好きになれないのに、貴方が居なくなったら私ずっと独り身よ?

最低。こんなに好きにさせておいて

こんな綺麗な私を残して先に逝くなんてズルすぎるわ

もういっそ、タラシと呼ばれるくらいまで、他の人と付き合っちゃおうかしら

でも無理。

ああ、最低な人。
私はずっと貴方だけを愛します。

貴方も私を置いて逝ったこと、後悔してくださいね

サッチのクソ野郎め!!
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