砂のお城

□外で休憩しましょうか?
4ページ/4ページ

約束は守る。それは当たり前なのでクロコダイルに報告しに行くためにその場を離れた

その途端バッと食べ物が沢山ある場所に行ったのを私は見逃してないからな!

丁度その時クロコダイルの商談が終わったらしくニコッとしてさっきまで喋っていた人と別れた

放っておくとまた人が話に来るので……流石英雄くん
すぐにクロコダイルの元へ話に行った

「クロコダイル、少し耳を貸して下さい」

なんだい?と言って素直に耳を貸してくれた

「私、友達できたから明日遊びに行くね」

少しビクッとしたが何処かの社長だと思ったのだろうか

「ああ、勿論いいよ。行ってきなさい」

耳から顔を話してありがとうという意味などを込めて鼻にキスをするとまた驚いた様に目を見開いたがすぐになおして仕返しと言うように私のおでこにキスをしてきた

「あら、可愛いという意味で捉えても良いのですか?」

「好きにしてくれ」

さっと逸らした顔が少し赤い様に見えた。あらまあ随分と可愛らしいこと

私はてっきり私がキスした場所の意味で怒られると思っていたのに拍子抜けだ

まあ許可はもらったので早速エースのところへ報告に行こうと探そうとした…だがすぐに見つけた

異彩を放つ。とは正にこの事だろう

エレガントな雰囲気がその一角だけ違った
お皿のカチャカチャといううるさい音と共にガツガツ、フガフガと食べ物を食べる汚い様な音が聞こえてきた

あ、やべーな目立ったらあいつ死ぬのになとも思ったが止めたら私の殺されるかもなので目で訴え続けた

それに気付いてこっちに手を振ってきた

「おーいモニカ!!これ美味いからこっちこいよー!」

皆が私を見た
名前は一応知られているらしい
サッと駆け寄ってエースの腕を掴み外に連れ出した

「名前は大声で呼ぶなと言っただろ!!馬鹿者!私が死ぬんだぞ!?」

エースは頭の上にクエスチョンマークを浮かべてお前強そうだし大丈夫だろ?と私が殺されそうな相手を知らずにそうあっけらかんと言い放った
それに私はか弱い女子だぞ!酷いじゃないか!

まあ説教を少し…まあ少ししたあとに明日行けるよう許可をもらったと説明した。

「じゃあ明日よろしくな!」

と言って走って帰って行った

全くもって嵐のような人だ。
次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ