Room1
□指輪
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撮影の休憩中。
用意されてた弁当を食べる。
ナヨン「ミナ、一緒に食べよ」
先に撮影を終えたナヨンおんにが向かいに座る。
ナヨン「最近、モモとどう?それ。」
指輪を見ながらいう。
「あ、これ誕生日の日にくれたんだ。」
ふぅん、と何かを考えているような返事をする。
ナヨン「意外だなぁって思った。ミナってこういうの恥ずかしがって人前でつけなさそうなタイプだな〜って。」
「あぁ、それモモにも言われた。でもモモは心配性だから。私がこうつけてるだけで少しでも不安がなくなってくれるならって。」
ナヨンおんには私の話を真剣に聞いた後に、ニコッと笑った。
ナヨン「あのミナがねぇ....モモが手離したくない理由わかる気がする。あっ」
ふと思い出したように言う。
ナヨン「それってモモとお揃いじゃないの?」
「うん、ペアじゃないんだ」
ナヨン「ミナはモモにつけて欲しくないの?」
「あ....そういえばあんまり考えてなかったかも。」
ナヨン「仮にあげたとしたら絶対喜ぶじゃん?しかもモモモテるから、虫除け?的なものにもなるんじゃない??」
モテると言う言葉にもやっとする。
そのあと食べ終わったナヨンおんにはメイク直しに行った。
無意識にスマホを取り、「指輪 測り方」と検索する。
(へぇ、こんな感じでできるんだ...。モモはどうやって私の測ったのかな?)
色々指輪のモデルを見ながらどれがモモに似合うか想像して、自然と笑ってしまう。