Room1
□叶わない
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次の日
放課後に体育館に集まる。
こう見ると結構な人が集まっている。
みんながモモおんにだけを見てる中、自分だけがミナおんにのことを見ている。
なんだか誰にも取られないという安心感と優越感に浸る気分だ。
少し体を動かして休憩に入る。
ミナ「はいっチェヨン 。水飲んでね。」
ミナおんにからボトルを受け取る。
「あっありがとう、ございます、、」
少しの会話でもドキドキしている。
(やった....少しだけ喋れた)
自然とニヤニヤしてしまう。
ツウィ「チェヨン 、何ニヤニヤしてるの〜」
「ふふなんでもなーい」
ツウィはダンス部に入って出来た友達だ。もちろんツウィもモモおんに目当て。
私の気持ちはしばらくは誰にも話さないつもりだ。ミナおんにの事を好きになられたら困るし!
それからずっと部活中ミナおんにを目で追う。
一生懸命な目。笑ったときの顔。髪をかきあげる仕草。
全てが好きだった。
そんな好きな貴方のことをずっと見ていた。
ずっと見ていたからこそ、貴方の視線の先には誰がいるのかも分かってしまった。
ミナおんに、
モモおんにのことが好きなんでしょ??