僕は僕を好きになる(学パロ)
□小さな勇気
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≪あっ、山下いいところに・・・≫
『嫌です。』
最悪・・・。
≪ちょちょちょっ…待ってくれよ≫
『・・・それですよね?』
≪察しがよくて助かるわー。じゃ、頼むわ。≫
『・・・・・・・内申あげてくださいね。』
≪生活態度は◎にしといてやるよ。ぉ、尾関!山下手伝って…≫
〈塾なんで―。〉
由依「美月ちゃん手伝うよ。」
由依ちゃん、、、神★
「あのさ、愛佳っていつもあんなん?」
『基本ね、うるさいよね。』
「まぁ…初めはびっくりした、、、かな。いきなり意味わかんないって思ったもん。」
“ねぇ山下さん。一緒にバンドやらない?”
“仲良くなりたいな、と思ってさ。”
いきなりそう言われた時のことは鮮明に覚えてる。
『美月ちゃんは、一人が好きだったの?それとも…友達と昔なんかあったとか?あ、別に話すのが嫌だったらいいよ。』
「私は・・・・・・・」
「って、それだったら、一人でいれば誰も傷つけない、傷つけられない。
だから敢えて、一人を選んできたって言うか……」
『なんかわかるなー、それ。』
「由依ちゃんも、いきなり誘われたんだっけ、バンド。」
『理佐に聞いた?』
「なんで一緒にやろうと思ったの?」
『だって・・・ず―――っと言うの。
“いつか大人になってうちらが会わなくなったって、高校時代が一番楽しかったって言えたら最高だと思わない?”って。』
「ぶっ(笑)、、、暑苦しいね。」