僕は僕を好きになる(学パロ)
□揺れる気持ち
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愛佳「っしゃーーーー!終わりー。」
ねる「今日は4人で行けるね。」
日直もなし!澤部の頼まれごともなし!
5限目の授業は早く終わらないかってそわそわしちゃうよね。
でも帰りのホームルームちゃんと聞いてないと小テストの連絡とかされてたり…
「・・・・・・・・・・」
生徒手帳のカバーに無理やり入れられた一枚の紙。
ねるたちの秘密基地の場所”
「ペン…返しに行くだけじゃん。」
そう、自分に言い聞かせて、紙に書かれた住所へ向かう。
倉庫がならぶ隣に一室だけ、教室のような部屋がある。
「ここ・・・だよね?」
ガラガラ・・・・・・
♪〜〜〜
ジャジャジャジャ――――ン
由依「・・・ん?・・・・・あっ!」
理佐「・・・・あれ?」
愛佳「山下、、、さん・・・」
ねる「あ、来た来た♪」
3人が何でなんでと混乱する中、
ねるは美月が来るとわかっていたような反応。
由依「来た来たって何。フラれたんじゃなかったの?」
ねる「そうよ。でも、来てくれるだろうなって思っとった。」
愛佳「そもそも何でココ知ってんだよ。」
ねる「ラブレター渡したけん、美月ちゃんに。」
理佐「どうしたの?ねるに用事?」
「ペン、、、この前机に置いていったから・・・返しに来ただけです。」
ねる「ぁっ。机にあったん?ありがとうね、探しとったんよコレ。」
由依「ねる、わざとでしょ。」
ねる「んー?」
策士。
頭がいいんだか、ずる賢いだけなのか…
「・・・・・・じゃあ、これで。」
理佐「美月さん、ちょっとだけ…見ていかない?」
せっかくここまで来て、ペンを返したから「はいそうですか」と帰すほど気が回らない私たちでもない。
由依「ほら、愛佳もなんか言って。」
愛佳「ぅん・・・山下さん、あの…10分でもいいから、見ていかない?っていうか、見て行ってほしいです。」