僕は僕を好きになる(学パロ)

□一歩
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ねる『ねるはねー、ベースかな。』



『やるの!?』

たった今、ドラムは興味だけじゃできないって言ったねるがベースとか言いだすから…


愛佳『じゃあ、理佐はギターとかね。』



ほら、愛佳が乗っちゃった。


『ボーカルいないじゃん。』



愛佳『ボーカルいる?』



『楽器だけガチャガチャやるの?』



愛佳『確かに・・・』



ねる『ねるは歌ヘタよ?』



愛佳『うん、知ってる。』


















土田「ぉ、志田いいところに。」



愛佳『嫌ですよ。』



土田「まだなんも言ってねーし!」



愛佳『だってそれ…』



土田「今日の俺の授業で寝たのはお前1人だ。普通なら欠席扱いだぞ?」



・・・・・・・・・・・・・・・




ねる『まぁまぁ、3人で持っていけば楽やけん。』



♪〜〜〜


時には急ぎ過ぎて見失う こともあるよ仕方ない
ずっと見守っているからって笑顔で
いつものように抱きしめた




『うま、、、くない?』



ねる『ぁ、小林さん!』


空き教室から聞こえてきた綺麗な歌声。
弾き語り?



愛佳『あー、クラスの。』




ガラガラ・・・・・・・



「っ!!!、、、び、、くりした・・・」



愛佳『バンドのボーカル探してるんだけど、一緒にやろ!』



『『まなか?!』』



愛佳『いいじゃん、うまいし。ちょうど探してたところだし。』

















「って、1時間くらい口説いて仲間に入れたのが由依。
山下さんのこと、本気で誘ってるんだと思うんだよね。愛佳も悪気はないってことだけはわかってほしいな。」



『・・・・・・・・・・・』



「んーー、嫌なら無理やり誘うつもりはないけど楽しいよ?」



『・・・・まだ、考えます。よくわからないから…』



「??・・・・そう。うちらもさ、興味本位で始めたことだけど、今じゃ夢中になってる。
一緒にやってみない?」


この人がクラスのみんなから好かれる理由が、なんとなくわかる気がする。
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