僕は僕を好きになる(学パロ)
□一歩
2ページ/3ページ
ねる『ねるはねー、ベースかな。』
『やるの!?』
たった今、ドラムは興味だけじゃできないって言ったねるがベースとか言いだすから…
愛佳『じゃあ、理佐はギターとかね。』
ほら、愛佳が乗っちゃった。
『ボーカルいないじゃん。』
愛佳『ボーカルいる?』
『楽器だけガチャガチャやるの?』
愛佳『確かに・・・』
ねる『ねるは歌ヘタよ?』
愛佳『うん、知ってる。』
土田「ぉ、志田いいところに。」
愛佳『嫌ですよ。』
土田「まだなんも言ってねーし!」
愛佳『だってそれ…』
土田「今日の俺の授業で寝たのはお前1人だ。普通なら欠席扱いだぞ?」
・・・・・・・・・・・・・・・
ねる『まぁまぁ、3人で持っていけば楽やけん。』
♪〜〜〜
時には急ぎ過ぎて見失う こともあるよ仕方ない
ずっと見守っているからって笑顔で
いつものように抱きしめた
『うま、、、くない?』
ねる『ぁ、小林さん!』
空き教室から聞こえてきた綺麗な歌声。
弾き語り?
愛佳『あー、クラスの。』
ガラガラ・・・・・・・
「っ!!!、、、び、、くりした・・・」
愛佳『バンドのボーカル探してるんだけど、一緒にやろ!』
『『まなか?!』』
愛佳『いいじゃん、うまいし。ちょうど探してたところだし。』
「って、1時間くらい口説いて仲間に入れたのが由依。
山下さんのこと、本気で誘ってるんだと思うんだよね。愛佳も悪気はないってことだけはわかってほしいな。」
『・・・・・・・・・・・』
「んーー、嫌なら無理やり誘うつもりはないけど楽しいよ?」
『・・・・まだ、考えます。よくわからないから…』
「??・・・・そう。うちらもさ、興味本位で始めたことだけど、今じゃ夢中になってる。
一緒にやってみない?」
この人がクラスのみんなから好かれる理由が、なんとなくわかる気がする。