欅坂A

□クラスメイト(りさゆっかー)
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「一回しか言わないから聞き逃さないで欲しいんだけどさ・・・」



『ん?』



「3年間同じクラスで、愛佳と茜と友香と私の4人でいつも遊んだじゃん。
めっちゃ楽しくてさ、、、ずっと続けばいいなって思ってたの。

なんでかなって思ったら、うるさい愛佳と茜がいて楽しかったのもあるんだけど、
一番はさ、『友香がずっと笑ってくれてた』からで…」


うん、うんって聞いてる友香の表情を見ることはできない、精一杯すぎて。




「私が傍にいてほしい相手は、いつも友香だった。
友香、今楽しいかな?
友香、このゲーム好きかな。
友香つまんない顔してないかなって、いつも私の頭の中は友香でいっぱいだった。」



『うん。』



「好き、、、それしか言えないけど、好き、です////////」



『ありがとう、私も……理佐のこと好き////』



「じゃあ、よろしく…でいいのかな?」



『こちらこそ、お願いします。』




















茜「愛佳、書けたよー。私のも書いてくれた?」



愛佳「書いた書いた、読んで?」



【好きです、付き合ってください。】


茜「えッ、、、」



愛佳「本気だよ。」


寄せ書きに告白なんてキザだなって思う。


愛佳「やっぱ気づいてなかったかー。りっちゃんが気づいてなんで本人が気づかないの。」



茜「じゃあさっき理佐が言ってたのって…」



愛佳「茜のことじゃん。もう卒業だからさ、ダメでも言っておこうと思って。」








茜「・・・ダメじゃない、、、、好きだよ。」



愛佳「じゃあ、、、OK?」


愛佳の問いにコクンと頷いた。


それから、そろそろ告るはずの親友に
たった今恋人となった茜との写メ付きでLINEする。

【ちゃんと告れよー。応援してる。】






40分後、、、


【クラスメイトから、恋人になりました】



愛佳「茜、見て?」



茜「ふふッ、よかったね。」
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