欅坂A

□ゼンマイ仕掛けの夢(ゆいちゃんず)
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◆こんばんわ。花粉がピークで辛いです(´・ω・`)




【じゃぁ…な。】



「うん、待ってるね、ずっと。」



【いつか夢叶えたら…絶対、迎えに来るから。】



「うん、頑張ってね。」









あれから1年・・・

都会で頑張っていますか?



『佑唯?・・・大丈夫?』



「由依ちゃん、大丈夫だよ。今日もお客さんいっぱい来るといいね!」


あれからずっと待ってる。
迎えに来るって約束したから…。



『メール、返信来た?』



「うぅん……ぁ、いらっしゃいませぇーー。」



『・・・・・・・・・。いらっしゃいませ♪
お子さんかわいいですね。何歳ですか?』

















『お疲れ様。』



「・・・・・・ありがとう。」



『大丈夫だって、迎えに来るって言ったんでしょ?ほら、乾杯♪』


カンッ。


1年も待ってるってどんな気持ちなんだろう…

ここに戻ってくるって彼が言ったから、私たちは移動販売車をここに停めて同じ場所で待っています。

早く迎えに来てあげてください。



『歌っちゃう?(笑)』



「うん、歌いたい!」


♪〜〜〜、、、、








『ずっと思ってたけどさー・・・』



「なに?由依ちゃん。」



『佑唯の前髪って絶妙だよね。』



「・・・・・・・ちょっと!!!」



『いやいや、褒めてるよ?一応。』



「でも笑ってるじゃん!!!」



『そのギリギリのところで眉毛まで届いてない感じ。うん、いいと思うよ。』



「・・・・・・・・・・ほんとに褒めてる?」



『褒めてるって。』



「じゃあいいけどさー。」


絶妙な前髪の店員さんと、

暑くもない日でもキャップを被る店員は


明日もここでいろんな人を笑顔にしながらあなたを待っています。







♪ピロリン・・・



「ッ・・・・・・・・・・・・えッ・・・」
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