花より団子

□優しさ?
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◆長編の後半・・・というかあと3,4話です。
次の長編も考えていますので、お楽しみに!









「もうホントにこの学校頭おかしいと思う。」


年が明けて早々、もう一つの恒例行事が先生から発表された。

【欅学園、マラソン大会〜寒さをふっとばせ〜】

しっかり副題までついちゃってるよ…。





冬に体育でマラソンならまぁわかる。

けど、1日使って行事としてマラソン大会なんて、島の小学校くらいしかやってないと思ってた…。


男子は30キロのコース、


女子は20キロのコースを走る。



理佐「でも走り終えた人から帰っていいらしいよ?授業もないし。」



『え!最高じゃん!!』



「二人は部活で運動してるからいいけどさー・・・」


20キロなんてムリ…。















5キロ、10キロ、15キロに先生がいて
自分の名前を告げてチェックしてもらってから学校へ折り返し。

女子は10キロ地点で折り返し…。



由依「私も長距離はムリ・・・。」



美愉「中止になったりしないかなー。」



理佐「雨だったら、延期になるだけでしょきっと。」






と愚痴ってても当日はきて・・・・・



―――――――――――――――――


【男子は15キロ地点で折り返し、女子は灯台の1キロ先に先生がいるからそこで折り返してくるように。
それでは、全員の完走を祈っています。】





理佐「じゃ、ねるお先に―。」



愛佳「理佐行こう!」
















運動部の愛佳と理佐は早く終わらせたいと序盤から飛ばすみたいだった。


「・・・守屋先輩はや、、、、長距離もいけるんだ…」



ねる「二人とも見えんくなってしまったねー。」



「誰かこんな行事考えたんだろう‥‥。」



呼吸の度に白い息がハアハアと吐き出される。


ねる「お昼の時間には帰れるといいけどねー。」
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