花より団子

□少しだけど・・・
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◆こんにちは。長編も合わせて更新していきたいと思います。






「今月の20日14時、渋谷ハチ公前で待ち合わせね!」


確かに、そう伝えたはず・・・


そして、約束の日の14時。




「・・・・・来ないじゃん。」


















ただ今の時刻15時35分。

やっぱり来ないかぁ…来るわけないよね…




理佐「・・・・あれ、名無しさんちゃん?」



「理佐ちゃん…。」



理佐「何してるの?」



「愛佳待ってるんだけど・・・、先月末に今日の14時に渋谷でって言ったんだけど…」



理佐「あぁ・・・前に遊ぶ約束したって言ってたやつ?」



少し困った顔の理佐ちゃん。



理佐「あのさ…もう2時間近く待ってるってことだよね?
これは言いにくいけど…愛佳、来ないかもよ?前にも言ったと思うけど、【約束とか信じれない子】だから。」



「でも、、、」



理佐「じゃあ愛佳がもし名無しさんちゃんを信用して予定を空けておいたとして、
名無しさんちゃんは100%約束できた?
予定絶対ないって言いきれる?

わかんないよね、一か月前の予定なんて。」


理佐ちゃんの言うことはもっともだった。


「・・・・・・・・・・・・・・」



理佐「寒いから帰った方がいいよ。・・・じゃあね。」



そのまま理佐ちゃんは109の方角へ歩いて行った。



















プルルルル、、プルルルル、、プルルルルr



『もしもし。』



理佐「あー、愛佳?いま家?」


部活の予定以外で、理佐から電話なんて珍しいな、
なんて思ってたら名無しさんが渋谷で待ってることを告げられる。


『いや、約束した記憶ないんですけど…』



理佐「前に『20日の14時に渋谷で…』みたいなこと言われたんでしょ?」



『っ、、それはアイツが勝手に…』



理佐「とりあえず、、、まだ待ってるみたいだから行ってあげたら?」
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