花より団子

□まさかの
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「あのーーーー・・・・起きて。」




『・・・・・・・・・・・・・・・・』




「あのーーーー・・・・志田、さん?
始業式、遅れちゃうよ?」


すっごい気持ちよさそうに寝てて起こすのが申し訳ないくらい。
だけど、先生に怒られるのもやだから必死に揺する。



『っ、、、ん、、、ぁれ?・・・りっちゃんは?』




「渡邉さん?トイレ行ってから行くって。
あの、、始業式・・・始まる、、けど。」




『あぁ、、うん。ってかなんで、あんたいんの?』




「ぇっ!、、ぃゃ・・・それはー、、、志田さんが寝てて、遅れちゃまずいから私が起こしてから行くことになって……」




『・・・そう。なんかごめん、、待たせて。』




「・・・・え?」


スタスタ教室を出ていっちゃったけど、
今、謝られた?・・・志田さんて、意外にいい人なのかな。


















家に帰って腕を思いっきり伸ばす。

なんか疲れた――――。


「なーんであの二人が仲いいんだろ。
タイプ全然違うのに。」



あの、有名なドラマに例えるなら

志田さんは、オレ様系の 道○寺
渡邉さんは、いかにも白が似合いそうな 花〇類って感じ。





「これから1年は同じクラスなんだよなぁ・・・。」



















『ねぇ。・・・・ねぇって。』




「ぇ、、あたし?」




『今日一日なんか書くもの貸して。』




「ペンは?」




『忘れた。』



後ろから声がしたけど、私じゃないと思ってそのままにしてたら肩をトントンと割と強めに叩かれた。


筆箱持ってこないとか、ほんとやる気ないじゃん。



理佐「ごめんね?愛佳、中学の時から基本筆記用具は人に借りながら生活してきたから。
でも、勉強は教えてもらえると思うよ?頭いいから。」




『りっちゃん、そうゆうのいいから。』




理佐「なんで?これからずっと借りるつもりなら、勉強くらい教えてあげなよ。」
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