ティーチャー(other story)

□デート
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『綿あめ買います?』


「一番大きいやつ分け分けしようよ。」

パンを半分にちぎるみたいなジェスチャーでわけっこしようと言われた。
もちろんそれはいいけど、綿あめを手で半分にちぎったら手がベタベタになるってこの人気づいてるかな?


「ん!甘い♪」


『砂糖ですから。』


「砂糖より甘くない?」

大きい綿あめは中々減らなくて、二人とも無言になった。

その間、何を考えていたんだろうか…



『ねる先輩、なんかありました?』


「んー?どうして?」


『いや、外でデートも珍しいし、思い出作りじゃないけど…
なんか変じゃないですかね今日。』


「そう?ねるもたまには、学生っぽいことしてみたかったんよ。」















歩いて疲れたからと、カフェに入ることに…


「理佐は、卒業したらどうすると?」


『ん―――、考えてるんですけど、まだピンと来るものがないって言うか。』


「そうよねー」

ねる先輩はあるんですか?と聞きたかったけれどやめた。


『初めての原宿どうでした?』


「やっぱり人が多いけんねー、ちょっと疲れた。」


『綿あめ食べて、服かって…』


「お揃いのネックレスとか買ってみる?」


『買いたいです!お互いのイニシャルとかどうですか?』




アクセサリーを見てると安くてかわいいのも結構あった。
お揃いとかなんか学生っぽいななんて思ったり。

「これはねるが払うよ、今日初めての原宿案内してもらったお礼。」















「今日はありがとねー。」


『こちらこそ、あの…コレやっぱりねる先輩に来てほしいなと思って。』

洋服を見て回ってる時に見つけたタヌキのTシャツ。


「・・・・・・帰ろうかと思ったけど、やっぱりあそこの玩具屋さんに寄ってから帰ろう。
理佐にもいっぱいプレゼント買ってあげる。

あそこのお店はね、買う前にいろいろ試せるんよ。」

夕暮れの中、怪しげなランジェリーショップに向かうねる先輩。

『ぇ、、ちょ…この辺初めてなんじゃ…?』




to be continued・・・。
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