僕は僕を好きになる(学パロ)
□想い出
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ねる「ぁ、ジンベエザメ!待って――――♪」
理佐「待ってっていってサメが待ってくれるわけなくない?」
自撮りをしようと、サメの動きに合わせて自分もズルズルと動いていくねるちゃん。
この前感じた違和感はこの時はとっくに忘れていた…
愛佳「ぁ、ポケモン!」
由依「・・・・・マンタでしょ。」
愛佳「ソーキそば一つと…」
理佐「ソーキそば一つと…」
『ソーキそば一つと…』
由依「ソーキそば一つと…」
ねる「ソーキそば一つで!」
駅に向かって歩いている途中にあった、【沖縄名物料理】の看板を高々と掲げていたお店へ入った。
あぐーとか、ゴーヤとか、タコライスとか
いろいろあるのに、
『なぜに全員同じもの?(笑)』
ねる「アオハルやねー。」
由依「愛佳そっちじゃない。」
理佐「ははっ…ねると由依いなきゃ迷子になってるよね。」
私も大の方向音痴で、愛佳は直感で行こうとして大体逆方向。
ねるちゃんと由依ちゃんがしっかりしててよかった。
愛佳「2学期終わったらすぐ卒業じゃね?考えたこともなかったけどあっという間だ、意外に。」
理佐「せっかく楽しい時に変なこと言わないでよ。卒業しても会えるじゃん。」
由依「♪そう〜卒業とは〜出口じゃなく〜入口だろう〜…。」
ねる「ねるは満足だなぁ…いっぱいバンドできたし。楽しい思い出もいっぱいできたし。」
理佐「だからまだ早いって。」
・・・・・・・・・・・やっぱり。
『ねるちゃん・・・卒業まで、一緒だよね?』
ねる「っ・・・もちろんだよ―――♪」
何、今の一瞬の間。
由依「美月、口の横にそばの欠片ついてる。」
愛佳「ちょ、美月ダサっ!幼稚園児じゃないんだから。」
『うっさいなー』