ティーチャー

□卑怯なのは…
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生理的にでた涙を舌で舐めとられる。


『命令に背いた罰は後で受けてもらうとして、
さっきの話…彼氏がいるからってやつ。』



『怒らないから、正直に言ってみ?由依が陸くんのことどう思ってるのか、どうしたいのか。』







「ッ、、、、私は、陸が好きです。
付き合った頃はずっと構ってくれてて、いろいろ遊びに行きました。」


でも、だんだん陸の家で過ごすことが多くなったこと。
興味があるのはテレビとお菓子とエッチ。


「でも…前にも言いましたけど、エッチになると最近はうまくいかないんです。
エッチの時陸は挿れるのを急いでいるように見えて、私は『待って』とか『まだ』って言っちゃうんです」


そうすると、この前みたいに「萎えた」と言われたりする。


「優しい陸も知っていて、、、簡単に嫌いになれたら楽なのに……それでも、会いたいって、好きって思うんです。」


過去と今は違うってわかってるけど…
それでも、私が努力すれば前みたいになれるんじゃないかって、
私がエッチが上手になれば陸も満足できるんじゃないかって


「私が努力すれば、前みたいになれるかもって思っちゃうんです…。
先輩が、『私は変われる』って言ってくれて嬉しかった。でもやっぱり………」


“陸も大切なんです”














由依の本心だったと思う。その思いはすべて、陸で溢れていて、
俺に犯されている間も彼のことを考えていたんだと思ったら素直に悔しかった。


俺は……由依の弱みに付け込んで、利用してやろうと思った。

・・・・・・・ズルい?


それでも、由依を自分でいっぱいにしてやりたい。
身体だけじゃなくて、心も俺を見てほしいと…そう思った。


『由依は優しすぎるよ。陸くんのために変わろうとすごく努力してる。』
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