ティーチャー

□言い訳
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立っていられなくなった私をそっと誘導してくれて、

『彼氏のために頑張るんだろ?』



それは悪魔の質問だった。

“陸のため”という言い訳ができるから…







《由依さ、俺とのセックス楽しくない?》


《なんで積極的になれねえの?
「ダメ」とか「待って」、「嫌」ばっかり。》


《萎えるわ。》

陸の言葉を思い出す。陸とのエッチがつまらないんじゃなくて、

私がネガティブなことばっかり言ってたから…


陸だけ気持ちよくなるエッチだと思ってたけどそうじゃない…
自分で変わっていかなきゃって。


もし、私が先輩の指導を受けて感度があがれば陸との行為も楽しめるかもしれないし、
「萎える」なんて言われなくて済む。




『由依は、陸くんのためにこんなことをされてるんでしょ。
由依が変われば、もっと快楽を受け入れられるようになれば陸くんも喜ぶよきっと。』


「・・・・・・はい。」

“陸のため”を言い訳に、いつの間にか自分から海先輩へお願いしていた。


















『おっはー!!!』


「っ、、、びっくりしたぁ…」

海先輩は、私に彼氏がいるから…と言って愛撫とキスだけ。
無理やりしてくることもないし、指でもシない。



[久しぶり、由依と理佐じゃん。]


『あれ、友香。今日学校だった?』


[今日はゼミの論文の自習だよ。]


『優等生だこと。』


[二人は?いつもの由依の悩み相談?]


「ちょっと!いつも私ばっかり相談してるみたいじゃん!」


まぁそうなんだけどさ。理佐はサークルLOVEみたいな大学ライフを送っていて、悩みを着てもらうのはいつも私。



[由依の恋は応援したいけど…でも男は世の中に彼だけじゃないからね。]


「わかってるよ・・・」



でも、すぐにどうにかできる問題じゃない…


to be continued・・・。
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