欅坂A

□クラスメイト(りさゆっかー)
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愛佳「どこでも。空いてる隙間に適当に。」



茜「もーー、、、私のも書いといてね?」



愛佳「りっちゃんは、彼女に書いてもらった?」



「・・・誰。」



愛佳「友香に決まってるじゃん、告白しないで終わる気?」



「・・・知ってたの。」



愛佳「腐れ縁ですから。」


さっき、自転車置き場に向かうの見たよ。
階段すれ違ったところだからまだ追いつけるよ?


いつものニヤニヤしてる愛佳じゃなくて、
ちょっと真剣で…行ってくるって言ったら

【がんばれ】って言ってくれた。


あ、言い忘れた。



「愛佳も、ちゃんと言いなよ。」



愛佳「・・・・誰に?」



「目の前にいるじゃん、その相手。」



愛佳「・・・・・・へへ、気づいてたんだ。」


茜にちゃんと告れ。

















「・・・・・・・・・友香!」



『ぁ、、理佐。卒業おめでとう、3年間ありがとう。』



「お互いにね。・・・・もう、行くの?」

まだみんな教室でわいわいしてるのに。


『親戚で集まって、卒業お祝いしてくれるって言うから…』



「そっか。」


でも、今日言わなかったら…

きっと次はない。だって、友香は欅女子大に進むんだから。



「公園寄っていかない?少しだけでいいから。」










「友香は4月から欅女子だっけ?」



『そう、家からも近いしちょうどいいかなって。
理佐は、また愛佳と同じでしょ?』



「うん、今度は4年だよ(笑)」



『・・・・・・・・・・・・』



「・・・・・・・・・・・・」



『桜、ちょっと咲いてきたね。』



「高校のメンバーでお花見とか、、、ないな。」



『ふふッ、、、』



公園に着く直前、愛佳からLINEが来てた。


【ちゃんと告れよー。応援してる。】

付き合うことになっただろう、茜とのツーショットとともに送られてきてた。
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