ティーチャー
□愛輝
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◆こんばんわ。週末は旅行です♪
次の日有給取れてないのが辛いけど、楽しんできます!
『由依!すごいよこれ!』
「んー?・・・・・・・・あっ。」
海先輩だ。
学校名は画面が小さくて読めないけど、高校って書いてある。
そう言えば、海先輩の空手姿一回も見たことなかったかも。
「・・・・・・すごい。」
今とは違って髪も黒くて、全然元ヤンなんて感じじゃない。
しかも、胴衣がめちゃめちゃ似合う…
「・・・・・・・かっこいい。」
『声漏れてますけど。』
《あっれー、よく見つけたなーそれ。》
「きゃっ・・・だ、誰ですか?」
『あれ。志田さん、、、』
「理佐の知り合い?」
なんで理佐は名前知ってるんだろう。
《どうも。海の彼女の由依ちゃんと……君は?》
『理佐です。』
《理佐ちゃんね、俺のこと知ってるんだ?》
『そりゃぁ……その髪色目立ちますから。しかも、チャラいのにかっこいいってうちの学年の中じゃ話題になってます。』
・・・・・・・・・・そうなの?
《一応名前だけ言うと、志田愛輝って言います。海とは昔からの友人です。》
海先輩の友達。
やっぱり元ヤンだったのかも…という不安が沸きあがってきた。
《男の俺が見ても、海の空手姿はかっこいい。》
『あの、余計な心配かもですけど、愛輝先輩次の講義は?』
《ここ。なんか選択科目一個取り忘れてたみたいでね。もしよければ…ご一緒してもいいかな?》
『別にいいですけど・・・いいよね?』
「ぁ、、うん。」
志田先輩と理佐に挟まれる形で座ることになった。
両脇いると落ち着かないなー・・・
講義が始まっても理佐は動画を見ていて、
志田先輩も見たいといってグッと寄ってきた。