短編
□ハロウィン
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10月31日、今日は子供が大人からお菓子をもらい、そして何でも悪戯が許される最大イベント、ハロウィンの日だ。
しかし、この世界にハロウィンという行事は無いので、お菓子も貰えないし悪戯も出来ない。
どうしたらハロウィンを広める事が出来るのか…。
サラは、数時間考え、
そして一つの答えを導き出した。
「そうだ、ハロウィンを作ろう‼」
サラは、副社長ルーファウスの元へ向かうと、盛大な企画を設けた。
その内容はこうだ、
「神羅カンパニーハロウィンパーティー?」
「そうです、副社長殿‼ハロウィンです‼」
サラの聞きなれない言葉に首を傾げるルーファウス。
「ハロウィン?」
「そう、ハロウィンです!」
「先ず、飾り付けと場所、後を仮装の衣装を…」
興奮気味に企画を並べるサラに話が付いて行かないルーファウス。
「まてまて、話を先に進めるな…先ずハロウィンとは何だ?」
「あっ、そうだった…この世界にハロウィン無いんだった。」
サラは、何も知らないルーファウスにハロウィンについての情報を事細かく話した。
「ほう、成る程それは面白い…」
ルーファウスは何か企むようにニヤリと顔を歪ませると。
サラの提案を了承した。