短編

□アサシンズ・フェスティバル! 〜1〜
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とりあえず受付に向かうと、見知った顔がいた。




「やあ、みんな」


「あっ、シドニー!」




シドニーさんとホリーさんだ。




「あれ?ハンター君たちと知り合いだっけ?」


「そう、ウチのお得意さんでね」


「二人は知り合いなのか?」


「うん、気が合うんだ」




うん、確かに機械系で気が合いそう。


グラディオさんが一歩前に出た。




「ところで、このアサシンズ・フェスティバルって何なんだ?」





するとノクト王子が食い気味にグラディオさんに詰め寄る。





「アサシンズ・フェスティバルってのは、昔伝説のアサシンってのがいて、」


「お前が説明すんのかよ」





やっぱりノクト王子今日テンションすごいなあ……。



その様子を見てホリーさんがおおらかに笑う。





「あはは、フェスティバルの実行委員をしてるから、あとで説明してあげる」



あ、実行委員なんだ。



「フェスティバルでは、衣装の貸出もしてるのよ。着るか着ないかは自由だけど、よかったら着てみたら?」




衣装かあ。なんだかさらにお祭りっぽい。



そういえば周りの人たちみんなそれっぽい衣装だけれども、貸出の利用したってことなのかな?





「もちろん着るでしょ!ねえ、ノクト」


「アサシンの衣装を着ることで、今よりは人に紛れることができそうだな」


「あはは、イグニスらしいね」


「……そういうことならしょーがねえよな」


「うわ、超嬉しそう。すごい着たかったんだね」





というわけで、衣装チェンジだー。




「じゃあ、はい。あ、女の子用はこっちね」


「ありがとうございますー」


「それじゃアクアさんまた後でー」


「はあい」





更衣室で衣装を確認する。






付属の用紙には『アサシンクリードクロニクルチャイナ、シャオ・ユン』と説明が書いてあった。




おおー、なんだかかっこいい。ノクト王子に後で元々を聞いてみよう。






テンションを上げつつ、私は衣装に腕を通した。





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