短編
□話
1ページ/5ページ
「はー、午前授業って天国〜〜!」
「ほんとなー」
町中を歩いている二人の制服を着た男子。
片方はルシスの王子、ノクティス。もう片方の金髪はその学友であるプロンプト。
「ねえねえノクト、これからどうする?ゲーセンとか行く?」
「んー……気分じゃねえ」
「ええー!?このまま帰るのとかなしだよ!?せっかくの午前授業!」
「……お?」
話をしながら歩いていると、不意にノクトが立ち止まった。
続いてプロンプトも歩みを止める。
「なあ、腹減らね?」
ノクトが笑って指を指したのは、『レストラン アダマス』と書かれた看板だった。
.