いつか、私は。

□Chapter 9-4
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「どうする?首相のとこに行くの?」



「まあ、大して選択肢もねえからな」



「向かうにしても準備を整えよう。何が起こるかわからないからな」



「うん、万全の状態で臨もう、王様」



「はいはい」












ホテルで部屋を二つ取り、そのうちの一室に集まって相談。


話題はもちろん、先ほどのカメリア首相の誘いだ。



やはりこの会談は受けるべきだろう。色々と都合がいい。



それに――下手に断っては、アコルド政府に白い目で見られ続ける。そうすればノクトの立場はおろか、ルナフレーナ様の立場さえ危うくなってしまう。




……実際、あの口振りは脅しのようなものだったしな。







「ま、明日は準備がてら街を回るのもいいだろ。少しくらい余裕がある方がいい」





グラディオはそう言うとあくび代わりに伸びを始めた。




急がなければならないが、焦ってミスでもすれば取り返しのつかないことになる。



グラディオの言う通り、少しは休みつつ行くのが最善、か。






「そうだな。何が起きてもいいようにはしておこう」



「ああ。……待っててくれ、ルーナ」






ノクトはぼそりと呟いた。







「それじゃあ、明日は一日準備したり探索したりして」



「明後日に首相の元へ行く……ってことでいいのかな?」






プロンプトとアクアの言葉に俺たちは頷いた。








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