いつか、私は。

□Chapter 5-3
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「目標はレガリアの奪還。騒ぎを大きくしたくない、少しずつ確実に仕留めて進もう」


「で、夜明け前に撤退だな」


「ああ。作戦途中でも諦める。敵が態勢を整える前に退く」


「できるだけ今日中に、諦めずにレガリアまで行きたいね……」


「それが最善だ。しかし無理はせず、慎重に進むぞ」










深夜。アラケオル基地に侵入。




いくら深夜と言えども、警備は厳重だ。






付近の帝国兵をノクトが仕留めるが、サーチライトや魔導アーマーまでも出張って巡回をしている。
















どうにかノクトの力で進んで行くと、プロンプトが前方の柱を指さした。







「あれが基地の動力源?」



「魔導エネルギーの装置なのは確か。付近の魔導兵が強力なのはあれの影響かもしれない」



「ぶっ壊すか? こそこそしなくて済むぜ」



「いや、まずはレガリアを探すのが先だ」



「あっ、前から魔導兵来るよ――」



「気づかれるぞ、音を立てるな」








アクアの声で全員が息をひそめる。


通り過ぎた後、またノクトの力で魔導兵を撃退。

















また少し進むと、開けた場所に出る。













そこにはレガリアがぽつんと置いてあった。












「こんなとこにいたのか」


「よかったね、見つかって」


「無事でよかった……」


「ああ、特に目立った損傷もなさそうだ」











レガリアとの再会を喜んでいると、前方から機械音。









魔導アーマーだ。










「見つかった!?」


「作戦の変更だ。ここからレガリアを運び出す必要がある」


「了解」






アクアとグラディオ、速攻隊が魔導アーマーに向かう。


俺は後に続いてサポート(主にアクアの)に回る。






「まだだ、終わっていないぞ!」


「数が多い……!!」


「もうしつこすぎ!」


「無駄口叩いてねえで戦え!」






魔導アーマーを倒したことを皮切りにしたように、奥から魔導兵も湧いてくる。



すると目の端に機銃が見えた。



ノクトにそれを使うよう指示し、周囲の敵を掃討させる。









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