いつか、私は。
□Chapter 5-3
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帝国軍アラケオル基地近く、ストマキーの標。
この基地にレガリアがある。
夜、キャンプで俺たちはレガリア奪還のための作戦を練っていた。
「イグニス、何か策は?」
「策というほどではないが、この人数で正面からは攻められない」
俺たちは5人、相手は不特定多数。正面突破は分が悪い。
「潜入するなら深夜だ。敵に気付かれるまでの時間が少しは稼げる」
「それまでは?」
「できる限り、基地の情報を洗おう。レガリアの場所にも見当をつけておきたい。入手した情報を分析し、潜入方法と位置を確定する」
「そこらへんは頼んだ」
「いよいよレガリア奪還作戦だね」
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