いつか、私は。
□Chapter 3-3
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スモークアイ討伐も成功し、チョコボも堪能したところでそろそろレスタルムに。
チョコボポストに来るときも思ったけれど、やっぱり景色がすごい。アーチになってる岩とかあるし。
「カーテスの大皿かあ。ねえノクト、メテオと一緒に写真撮りたくない?」
「……いいかもな」
「おお、行こ行こ」
プロンプトくんの提案で、私たちは記念撮影をすることに。
少し進んだ先に突っ張った岩があった。
「この辺で撮ろうぜ」
「いいね、ここで撮るよ」
プロンプトくんが三脚で準備をしている間に皆で整列。
私はイグニスとグラディオさんの間ということになった。
皆で片腕を上げてポーズを取ろうとすると、もうイグニスが片方の手で私の肩を引き寄せた。
「わっ……イグニス?」
「いいか?」
「っ……うんっ」
どうしよう、めちゃくちゃ嬉しい。
今まで肩を抱かれるということは何度もしてくれたけれど、それが写真になるっていうんだから尚更。
……プロンプトくん、焼き増ししてくれないかな。
「ちょっとそこ二人ー、いちゃつかないー」
「プロンプト、言っても無駄だ」
「つかさっさと撮ろうぜ」
ノクト王子に急かされて「わかってるよー」といいながら再度カメラに向き直るプロンプトくん。
「じゃあ撮るよー」
パシャリ、とシャッターが切られる。
皆で写真を確認すると、さすがプロンプトくん。カーテスの大皿と私たちの見事な写真が撮れていた。
「おっ、いい感じー」
……焼き増し、もらえるかなあ。
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