いつか、私は。

□Chapter 2-7
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「あ、あれだね」






後部座席で地図を見ていたアクアが声を上げる。






現在レガリアに乗ってモニカに言われた地点へと向かっているのだが、岩と岩の境目にあるようだ。





ひとまずレガリアは駐車しておいて、走ってその場所へと向かう。






岩の境目にはモニカ本人がいた。








「ここから二手に分かれていただきます。ノクティス様はこの先で将軍と合流を。グラディオラス様たちと私は、敵の陽動を計ります」








一通りの説明を受け、ノクトは振り向いた。






「じゃ、行ってくるわ」



「おう、頑張れよ。こっちもひと暴れしてくるぜ」







ノクトは岩の隙間を通って俺たちと別れた。







「うし、じゃあこっちも行くか」



「こちらです。行きましょう」



「おー!」



「アクア、張り切りすぎないように」



「うっ……はーい」







…………大丈夫だろうか。






いや、いざという時は俺が止めればいい話か。








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