音街

□ポップン学園初登校です‼
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亜由奈「はうう…緊張するなぁ」

今日は私立ポップン学園初登校日。
裏口から入って職員室へ。
そして今担任のDTOに連れてかれて教室の前で待ちぼうけ。

私が転校生になるなんて、思わなかった。


あ、そういえば今着ている学園指定の制服なんだけど…
白のシャツに赤いリボンタイ
赤いタータンのベストにミニプリーツスカート。
そしてニーハイソックスと黒いローファー。
…と某アキバ系アイドルが着てそうなデザイン。
誰の趣味なんだろ…想像はつくけど。

DTO「おーい、入りなさい」

亜由奈「は、はい‼」

DTOに声を掛けられ慌てて返事する。
そしてゆっくりと教室へ入り真ん中くらいについたところでみんなに向き直る。
するとDTOがくるりと後ろを向いて黒板に私の名前を書き、前を向いた。

DTO「はい、てなわけで彼女が今日からこのクラスの新たな仲間になった桃野だ。みんな仲良くするように。…桃野、自己紹介をするころ〜」

亜由奈「はい。
桃野 亜由奈です。
ユナと呼んでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします」

深々と頭を下げる私。
するとクラスのみんなが

「可愛いー」

「よろしくー」

と口々に言った。

ふう…とりあえず受け入れてくれたみたい。
いじめられたりはしないと思う。

DTO「じゃあ席は…」

空いてる席がないか探すDTO。
すると青い髪の男子生徒がニヤリとしながら自分の隣の席を親指でくいくいと差した。
それを見てため息をつきながら

DTO「…そこに座るうへ」

亜由奈「はい」

私は頷いてそこの席に座った。

亜由奈「よろしくお願いします。
ええと…」

「サイバーだぜ。ユナだっけ。よろしくな‼」

亜由奈「はい、よろしくです…サイバーくん」

サイバー「呼び捨てでいいよ。その方が気楽だし」

亜由奈「うん、分かった」

タイミングよくチャイムが鳴る。

DTO「じゃ、ホームルーム終わりな〜」

DTOはそう言い残して教室から出ていった。
すると転校生あるあるの…

「ねぇ。私リゼットって言うの。亜由奈ちゃんよろしくね」

「ドナよ」

「リュータです」

「あゆむだよ〜ん」

「蒼井 硝子と言います…」

亜由奈「うん。みんなよろしくね」

ドナ「ねえねえ。ユナって学園長の紹介で来たのよね」

亜由奈「うん…そうみたい」

ドナ「で、次の音街祭はあなたの歓迎会か。あなた、余程学園長に気に入られてるのね」

リゼット「学園長のお気に入り…か。
サイバー、リュータ。
あんた達、亜由奈ちゃんに手ぇ出したら神に殺されるかもね。
気をつけなさい?」

サイバー「う…忠告ありがとよ」

リュータ「そ…そんな事しねぇって‼
サイバーはともかくオレがするわけないだろ‼」

亜由奈「あ、あはは」
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