11/22の日記

16:50
#7感想
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霊幻のコートがチェスターコートではなく、ステンカラーコートみたいな形だった…!
しかもマフラーがブルー…。
うるさいことを言いますが、スーツはアイテムを同系色で合わせるとスタイリッシュでセンスがよいと言われます。
個人的な感想だから好き勝手言いますが、アニメの配色がよろしくない!

コートがブラウン系なのは、霊幻の髪色に合わせたということがわかりますし、軽快な雰囲気を出すためにコートをステンカラーコートにしたのもわかります。

でも、この話での霊幻の位置は“大人”なんです。
フォーマルもカジュアルもOKなチェスターコートを着せて欲しかった!!
しかも原作で着ているような膝丈まであるチェスターコートを!!
長身の霊幻が着るチェスターコート…。
襟がスーツと同じ形のチェスターコート…。
チェスターコート姿の霊幻を楽しみにしていたので、ちょっと心残りです…。

というか、話数的にこれ入れて大丈夫なのだろうか…。
入れてくれて嬉しい反面、本当に重要なモブ君の告白話が駆け足になってしまわないか不安です。
あれこそ、テル君や律や肉体改造部、鈴木社長、ショウ君、誇山、桜威、霊幻、みんながモブ君に向けて思いをぶつける大事なシーンが目白押しなのに…。あの話だけは丁寧に繋げて欲しいと切望しています。


下記はおまけ漫画の感想?になります。

ツボミちゃんの登場回を見れば見るほど、自分は漫画『ヘルタースケルター』のキャラクター、吉川こずえを思い出します。
ヘルタースケルターに興味のあるかたは絶対に映画を観ないで、原作を読んでください。あの世界観は映画にはなり得ません。

このヘルタースケルターに登場する吉川こずえは、ツボミちゃんとは性格が似ていませんが、存在が似ています。

生まれながらに美しい。

ヘルタースケルターを引用したいので、引用します。

彼女は本当に若くて美しいものだけが持つ尊大なプライドをもっていたから
彼女は思う
(人間なんて皮一枚剥げば血と肉の塊なのに)
(くだらない)
しかし彼女がごうまんにそう思うのは彼女じしんがその皮一枚で美しいからである 生まれたときから


ツボミちゃんがかぐや姫のようにあれこれと条件をつけたり、エクボが言う「人に合わせず自分の価値観に則って生きている」ことができるのは、ツボミちゃんは若く、美しく、何でも手に入るからではないでしょうか?
ゲームがうまい人、木登りがうまい人、英会話ができる人、運動、勉強、外見の良さ、それらを持つどんな人もツボミちゃんは手に入れることができる。そしてそれは超能力者も例外ではない。

美しい外見で生まれたこと。それもまたエクボが言う“ギフト”だからこそツボミちゃんはモブ君を特別扱いしなかったんじゃないかと思います。

ここで考えてしまったのは“特別扱いされること”です。

茂夫はここで特別扱いされることに触れています。
ツボミちゃんは特別扱いしなかった。霊幻は特別扱いしていたと言っています。
それは本当の自分を受け入れてくれるかどうかの問題に発展します。

そして“茂夫”を見ていたのは本当にツボミちゃんなんだろうか?ということです。
むしろモブ君の超能力を一番見ていたのは霊幻なんじゃないかと思うんです。そしてエクボも。

霊幻はモブ君に、二面性は誰にでもある、受け入れてやれ自分を。と言いました。
この瞬間まで自分を一番受け入れていなかったのはモブ君自身でした。
ツボミちゃんに受け入れてもらうことが目的でしたが、超能力が使えるモブ君を受け入れていたのは、霊幻であり、エクボであり、律や肉体改造部など、モブ君の超能力を知る人全部ではないでしょうか。

そうなると、モブ君がツボミちゃんを好きな理由が薄れてしまいます。

そして、ツボミちゃんが身近に感じる距離だからこそ、性格の問題点でどうしても感情移入できなくなります。

美しい外見で享受してきた境遇、それゆえの傲慢さ、強さ、そしてモブ君に空気読もうよと切り捨てるかのように言う冷酷さ、それを感じてしまうんです。

これが女王様とかだったら、もはや自分たちとはかけ離れた世界の住人だから何とも思いません。女王様ならしょうがない、モブ君がんばれ!となりますが、ツボミちゃんは民間人!
かくれんぼの途中で帰り、5超の柴田から逃げているときに野次馬で携帯を構え、モブ君に空気読もうよ?と傲慢に言う性格。
それはもはや浅桐ホールディングス社長の令嬢浅桐みのり並みの傲慢さなのです。
あっちは金という権力があった。ツボミちゃんは美貌という権力があった。
それだけの違いにしか見えないんです。

これが、ツボミちゃんが女神様のように、誰にでも優しく、成績も優秀、外見も美しい、非の打ち所がない女の子だったらまさにアイドル(偶像)になるかもしれません。
もしくはギャラリーフェイクのサラちゃんみたいに、実はアラブの大金持ちで内乱で国を追われたとかならまさに高嶺の花になります。

でもね、しつこいようですが、ツボミちゃんは民間人で、性格の良さが垣間見えない美貌だけの持ち主。

ONE先生が何回かツボミちゃんの良いところを描いてくれていますが、いまいちそれだけではカバーしきれないと、正直思ってしまうんです。

そりゃあ確かにモブ君が告白するときに、モブ君との約束を守って、モブ君を信じて待つ部分もありました。
けれども、それを言ったら、最上編で霊幻とエクボは命を賭けてモブ君を信じて待っています。

だから、どうしてもツボミちゃんの魅力がわからない…!
本当に申し訳ない…!!
自分が同性だからそう思うのか、男性ならツボミちゃんというキャラクターは魅力的に見えるのか、それさえわかりません…!

まあ、律もメザトさんも、ツボミちゃんの良さがわかっていなかったし…。


結果としてはモブ君は茂夫と和解し、霊幻の良さを知り、霊幻のもとに帰り、霊幻と付き合うことになったのだと思います。








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