09/19の日記

16:17
ちょい足し漫画とモブ君と霊幻。
---------------
ずっと気になっていたんですが、マンガワンに掲載されているモブサイコのちょい足し漫画、今はあれが全部の公開分なのでしょうか?

マンガワンを探してもないし、単行本にもないし…。
私の探し方が悪いのか、違う場所にちょい足し漫画が収録されているのか…。

このちょい足し漫画、個人的に好きな話は、大晦日に大きなお屋敷の徐霊を頼まれて二人が出かけてみると、泣きながら根をあげて走り去る霊能者とすれ違い、屋敷に行ってみたらただの散らかった部屋だらけ、依頼料をもらっても採算が合わない。なのに掃除をしようと言い出した霊幻にモブ君が「アンタ何言って…!?この家何部屋あると思ってるんですか!?」と言うのがものすごく好きだったんです。
このモブ君が霊幻を「アンタ」と呼ぶのがたまらなく好きで…!しかもそのあとにモブ君が「事務所の掃除もしましょう」って言うのが、言葉では当てはまるものがないくらい深い関係に思えて悶えます。
もうこの二人最高だなって。
霊幻は事務所の社長で、大人なのに、モブ君と一緒にいると、大人の落ち着きと強さの中にちょっと滑稽なごまかしとか弱点が出てくる。
それとは対照的にモブ君が頼もしく見えてくるんです。

おまけ漫画にはそんな霊幻の日常の仕事っぷりが描かれていてすごく好きでした。

他には、霊幻が一人でアパートの壁に浮き上がった顔の染みを消す依頼を受けて、消したりペンキを塗ったりしても浮き上がってきて、最後に顔の周囲の壁をくり貫いてひっくり返し、次の日隣のアパートの住人から同じ依頼を受ける話とか。この時もモブ君は霊幻に、「昨日隣の人から同じ依頼がありましたよね?」と言い霊幻は「今日は連れてってやる」と言うやり取りとか…。

モブ君は霊幻に都合よく使われている一面もあるのに、いつも必ず霊幻のもとにやってくるし、成長しねーなと言われて離れて、成長したなと言われて戻ってくる。

この絶妙な距離感が大好きです。

男同士のコンビはたくさんありますが、みんな個性があって一括りにできないなあと感じます。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の少年マーティと科学者ドクとか、池波正太郎小説『仕掛人藤枝梅安』の梅安さんと彦さんとか。
互いを信頼して、助け合って、それでいて互いの生活も大事にする。

モブ君と霊幻も、原作だけで未来に思いを馳せるなら、それぞれの生活をしながら、決して疎遠にはならない相棒になるんだろうなあと思います。

とはいっても私の脳内は二人は結婚とか同棲してるんですけどね。

それにしても、ちょい足し漫画が見つからない不思議…。
[追記]

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ