物語

□【ある日の出来事】
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そして食事が終盤に差し掛かると悟空はあんまんに手を伸ばした。



「やっぱ、最後のシメはコレに限るな!」



チチ特製のあんまんは悟空の手の平に少しあまるぐらいの大きさでいて味は絶品だ。
悟空は両手にあんまんを一つずつ持ち、一つ二つペロリと食べた。そしてまた同じく両手に一つずつ手にすると…



「あんまんてさ、チチの乳みてぇだな!」



「?!!!!!」



突拍子もない悟空の言葉に食事をしているチチの動きが止まった。それに気付かない悟空は笑いながら話を続ける。



「大きさもこんくれぇだよな?真っ白くて、フカフカして温ったけぇしよ…。でもチチの乳の方が弾力あんな!それに…」





「止めてけれ!そったらこっ恥ずかしい事、言わねぇでけれ//////」




チチは真っ赤な顔で急に椅子から立ち上がると、顔を両手で隠しダイニングキッチンから立ち去ってしまった。




悟空は悪気があって言ったのではなく、やっと夫婦の意味を理解し一線まで越えた妻のチチだからこそ言い話せる事だと思っていた。しかし何故チチはあんなに恥ずかしいがるのだろう?疑問だった。




@夜した事の方が、よっぽど恥ずかしいんじゃねーか?
A恥ずかしい事したんだから言ったっていいんじゃねーのか?



以上が悟空の考えだ。しかし結果的に大好きなチチを傷つけてしまったのだから悟空の心は痛んだ。






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