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□台詞
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君はいつも自分を『弱い人間』と嘆いているね。
周りを考えると上手く言葉に出来ないんだと。
けどね…、
けど僕は、君が持ってるそれは"弱さ"じゃなくて"優しさ"だと思うよ。
人に優し過ぎるからいつも自分が傷付く道を選んでしまう。
優し過ぎる君はいつも自分を疎かにしてしまうんだ。
「お願いだからそんなに自分を捨てないで。」
「君は弱いんじゃなくてただ優しいだけなんだ。」
「僕には君が今にも壊れてしまいそうで怖いよ。」
「どうか自分の優しさに気付いてあげて。」
「泣かないで。」
「哀しまないでよ。」
「笑って。
いつもの様に柔らかく…。」
ねぇ…、
これで満足?