進撃の二次創作

□2.擬態
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「芋…?」



「あ、いえいえお気になさらず!ではでは〜」

と走って逃げ去ってしまった。





1人の空間になってやっと欠伸をつくことができた。ああ何しようか、眠りたい。
だが、私にはやらなくてはいけないことがある。




この______の部屋の中で見つけた、サシャが懐かしがってた教本とやらを手に取り読んでみる。








…これは驚いた。読めない!!!
どうやって読むんだこれ。まさか壁外と壁内で字の書き方が違うとは…


同じ言葉で話してるのになぜ?


壁内の人類がわざと字の書き方を変えたのか?
だとしたらなぜ変える必要がある?




ぐるぐると考えが脳内を巡っていると、これにある法則性があることに気づいた。









________あ!右から左に読むのではなく、左から読むのか!!!


単純明快だったのに10分ぐらい時間を使ったのが惜しい。


そして解読しようにもその読み方に慣れないので読みづらい。




パラパラとめくって適当な所をピックアップすると、きょじんからのがれるためにじんるいはかべをつくりへいわにくらした、と書いてある。





何嘘を書いてあるんだこれは。思わず嘆息をする。




巨人に襲われてもいいと誓ったのは壁内たちだろう??



昔、教室で習ったことを思い出す。




教本を閉じ、 遺書を書くためだろうか、部屋の中には白紙の紙が1枚あった。





それを手に取り、あらかじめ持参していた羽根ペンとこの部屋にあったインクを使い、壁外のことを壁内の文字を使いながら記すことした。
左から書くことはとてもストレスだが、インクが手につかないことが驚きで人類もやるじゃないか、と感心した。






そうして夜食の時間になるまで、書くコツを掴んで白紙1枚両面すべて白いところがなくなるまで書き記した__________。
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